金継ぎ 何かに満たされる豊かな時間
金継ぎ 何かに満たされる豊かな時間
便利なものが溢れる時代、漆を使って手間暇かけて直したいと思うのは何かしらの理由があるのではないでしょうか。壊れたモノをもう一度使えるように直すだけだった金継ぎ。今そこに色んな意味が見出されるようになってきたようです。せわしない時間を生きる今、丁寧にゆっくりと時間をかけてしか進めることのできない金継ぎの時間が、何かに満たされる豊かな時間であればいいなと思ってます。
金継ぎとは割れたり欠けたりした陶器、磁器などを天然の漆で修理する技術のことです。
INFORMATION
時間:18:30 – 20:30
定員:6 名
参加費:42,000 円(6回分一括、材料費込み、金箔代別)
持ち物:エプロン
* どこかの日程を欠席された場合は、講師がその回を代行します。
* 材料はこちらで用意いたします。
* 金粉は用意しますが購入していただきます。
DATE
全行程6回で完成します。
10 月 13 日(金) 下地作り
ご用意いただいた器にあった直し方を考え、欠け・ひび割れ部分を整えます。 その後、漆と山の土を練り合わせたサビ漆で土台を作ります。
10 月 27 日(金) 下地整え
乾いたサビ漆をナイフややすりを使って好みの形に整えます。 その後、再度サビ漆を使って形を整えます。
11 月 10 日(金) 下地整えと黒漆塗
サビ漆をやすりで整え直し、黒漆を塗ります。
防水の役割がありますので、サビ漆を完全にカバーするように塗ります。
11 月 24 日(金) 上塗り
黒漆をやすりで整え、上塗りをします。
綺麗な塗面になるように漆が均等な厚みになるように塗ります。
12 月 8 日(金) 金紛蒔き
絵漆を使って黒漆の上を塗り、金紛を蒔きます。
黒漆で塗られた部分であれば、お好きな絵を描いていただけます。
12 月 15 日(金) 紛固め
乾いた金を生漆でコーティングし一週間ほど乾かして完成です。
INSTRUCTOR
圭衣
京都の工房で修業し、独立後は個人で活動中